#4:気を付けよう、吹奏楽部に入るとき

2021-04-22

(この記事は、上記動画を文字化したものです)
こんにちは。ピアノ上手くなりたい伯父です。
今回のテーマは、こちら。

「気を付けよう、吹奏楽部に入るとき」

タイトルには吹奏楽部と付けましたが、
今回は音楽を演奏する団体に関するお話です。

そろそろ4月も近づき、新しい生活を前に
ドキドキ、ワクワクしている人も多いのではないでしょうか。

新しい学校で吹奏楽部や管弦楽部、軽音楽部に入部したい。
貯めたお金で楽器を買って、社会人バンドや市民楽団に入ろう。

でも、ちょっと待ってください。お気持ちに水を差すようで申し訳ないのですが、
団体に入る事で自分の時間は減っていきます。
この動画を見て本当に入っても大丈夫か、1度で良いので考えてみてください。

前半では、音楽団体で必要な3つの要素について
後半では、理想の音楽生活について
一緒に考えていきましょう  

前半:音楽団体で必要な3つの要素について

では、前半です。今回は吹奏楽部や市民オケといった
「音楽を複数人で演奏する組織・団体」のことを音楽団体と呼びます。

団の演奏・団内の仕事・人間関係。
この3つは、音楽団体に入った時に必ず増えるだろうと私が考えているものです。
順番に詳しく見ていきましょう。

団の演奏

音楽団体ですから、他の人と演奏をする事になります。
団体での演奏は、個人→パート→全体 という3段階の練習を踏むのが基本になります。

パート練習の日までに譜読みと練習を終えて周りの人へ迷惑をかけないように
準備が必要です。さらにパート練習と全体練習で、演奏の質を高めたあとは
復習もしておく必要があるでしょう。

特に入団したてで足を引っ張って悪目立ちするのは避けたいですよね。
練習する時間はもちろん必要ですし、練習して出来ないにしても
真摯に取り組む姿勢が求められると思います。

団内の仕事

宣伝、 お金の管理、ホームページやSNSの更新
入部・退部をした方の手続き、譜面や打楽器の管理など
おおよそ半年から1年くらい経つと、団の中でお仕事を受け持つ事が多いと思われます。

長く所属すると、団の方向性を決定していく運営に携わったり、全体の練習に携わる
学生指揮・団員指揮といった重要なポジションに就く事もあるでしょう。

つまり最初に入部・入団した後、団体のために使う時間が、
さらに増えるという事になります。

人間関係

3:人間関係
他の人と音楽を演奏するという事は、多かれ少なかれ
人とのコミュニケーションがあります。
挨拶や世間話、時には演奏に関する熱い意見交換もあるでしょう。

知り合って間もない人同士。どうしても最初は、ぎくしゃくした会話になったりします。
特に部活と違い、市民楽団は年齢層も様々です。
相手によって受け答えにも工夫が必要だったりします。

人それぞれ、会話が得意、苦手があると思いますが
最初の内は気を張ったり、気を遣ったりと精神的な負担がある事は覚えておきましょう。


もちろんですが
 ・自分や家族の生活 (新生活だと慣れるまで時間かかります)
 ・学業や仕事
 ・その他の趣味やプライベート、休息
が下地にある事を忘れてはいけません。

自分の生活と、演奏活動はどちらが大事か。自分が優先しなければならないのは何か。
それを間違えないようにしましょう。


さて、ここまでご覧いただいた皆様は
新しく音楽団体に加わる事を、改めてどのように思いますか?

新生活が始まって、ウキウキ気分で音楽団体に加入したのは良かったものの
身体も心も、時間もお金も余裕がなくなって、 数か月後には
「こんなはずじゃなかったのに・・・」となる方も中にはいらっしゃると思います。

私は、先ほど挙げた3つの要素の事を教えられもせず、
自分で想像もせず身をもってたくさん失敗しました。

こんな私と同じような失敗を、一人でも多くの方に避けていただくためにも
今までお話した事を考えたうえで入部・入団をして、たくさんの人と音楽の演奏を
楽しむ事、そして出会う仲間たちとの関わりを大切にしていただければと思います。

前半のまとめ

それでは、前半のまとめです。

・音楽団体に加わると、団の演奏・団の仕事・人間関係の3つが増える
・元々の生活、学業やお仕事、趣味や休息も、もちろん大事。
・優先順位を間違えないようにしよう
といった事をお話しました。それでは、後半にまいりましょう。

後半:理想の音楽生活を考えよう

では、後半です。後半のテーマは、こちら。
「理想の音楽生活を考えよう」

後半では、音楽団体に入ったあとの生活をなるべく失敗しないためには
どうしたら良いかを考えていきましょう。

すぐに音楽団体に入らない

入るのは簡単、でも出る時は何かと気を遣ったり、
周りの目が気になるのは、どの団体でもだいたい一緒です。
私も2、3回気まずい思いをしながらお別れした団体があります。

特に新生活の方には参考にしていただければと思うのですが、
新しい自宅、学校、職場、地域など何かしら自分が慣れていない、新しいものがある時は
まず自分の生活と学業・お仕事など優先すべきものを優先してください。

いえ、当たり前な事かもしれません。
私が出来なかったから、最初にこの話を取り上げているのですが、
実行に移すのが難しい事でもあります。

別に4月に入部や入団しなければいけない決まりは、ほとんどの団体にはないはずです。
実際、私の所属した吹奏楽部も5月の定期演奏会を見て入部した方、
7月近くに遅れて入部してきた方もいました。

4月に一斉に入ったメンバーとは、ほんの少し仲の良さに違いがあるかもしれませんが、
1か月もすれば、だいたいみんな同じになるでしょう。

私の最初の動画「どうやったら、ピアノがうまくなりますか?」でも
少しお話ししましたが、音楽活動はしなくても生きていけます。
が、生活や仕事はしなければ生きていけません。

より重要な事をしっかり出来るようになって心と身体の余裕ができてから、
音楽団体へ加入していただければと思います。

自分のスケジュールを、ざっくり考える

誰もが平等に持っているものがあります。それは、時間です。

あなたにも、ご両親にも、総理大臣にも、みんな平等に1日24時間という
「時間の財布」があり、それを睡眠・仕事・学業・趣味・交際等に使っています。

前半でお話した通り、音楽団体に加入すると自分の時間財布から時間を
使っていく事になります。

ですので、音楽団体に加入する前と後で、どれくらい自分の時間を使うのか。
どのくらいスケジュールが変わっていくのかシミュレーションするのは非常に重要です。

もし、どのくらい時間を使うのかわからなければ既に所属している人に聞くのが一番です。

例えば部活だったら、所属している人が同じクラスにいませんか?
お菓子でも持って「これ差し入れなんだけど、良かったら部活の事教えてくれないか」
って頼んでみたら、色々と教えてくれるかもしれません。

可能なら同学年でなく先輩に聞けると、
より詳しく部活の事が聞ける上に、的確なアドバイスまでもらえるでしょう。


社会人バンドや市民オーケストラでは、おそらく広報として
メールアドレス等の窓口があり見学会や体験入団といった事ができるはずです。

その際に、練習の頻度や、練習場所へ向かう時間。
団に入った後の流れや活動費について教えてもらえるはずです。
予め質問事項はまとめておきましょう。

こういう時って、団体の方は慣れてますが
見学や体験に行く側は、かなり緊張しているものです。

見学や体験入団すると、スーパーで試食した時みたいな気まずい感じがあるので
「入団どうですか?」て言われると流れで入っちゃいそうになりますが…
そこは、きちんと自分が納得するまで聞いて、考えて、わからない事を無くしてから入部・入団しましょう。

特に、大学の音楽サークル。新入生歓迎会という名目で料理や飲み物が出てきたりします。
新入生はお金を払わないで食べて~飲んで~と勧められ(※注 団体によります)、
やっぱり気まずい気持ちがして流れで入団してしまう人がいるかもしれませんが、
そうなるのを避けたい方は、歓迎会のタイミングに行くのはやめておきましょう。

団の活動が忙しくなくて、きちんと自分の質問に答えてくれるタイミングに行って
納得してから音楽団体に入部する方が失敗が少なくなると思います。

伯父からのお願い

最後になりますが、この話をお聞きの音楽団体に所属する皆様。
お互いがより長く、よりよい気持ちで活動するためにも

無理に入部や入団をすすめたり、実際にかかるお金や時間の事を正確に伝えなかったり
気まずい思いを利用して入部を促すといった事は避けていただくようお願い申し上げます。

長い目で、長いスパンで考えてみてください。入ったけど、すぐ団体をやめてしまい、
その先音楽に関わらなくなってしまった10人よりも

少し遅れて入ったけど演奏も団体活動にも積極的で、その後も人付き合いと
音楽活動を続ける1人の方が、あなたにも周りにも良い影響を与えると私は思います。

今回のまとめ

少し長くなってしまいましたが、今回のまとめです。
前半では以下の3点をお話しました。
 ・音楽団体に加わると、団の演奏・団の仕事・人間関係の3つが増える
 ・元々の生活、学業やお仕事、趣味や休息も、もちろん大事。
 ・優先順位を間違えないようにしよう

そして後半では
  ・新しい環境なら、無理せずすぐに加入しない
 ・自分のスケジュールを考えよう
 ・きちんと納得してから入団しよう
この3点についてお話しました。

ご覧いただいた皆様、ありがとうございました。
次回も見ていただけたら嬉しいです。
皆様の音楽活動が、よりよいものになりますように。

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